歌がうまくなりたい。
いつもそんな風に思っていました。(今も)
学生時代は学校でも学びましたし、講師になってもなお体の使い方など研究しています。
音楽歴25年、色んな方と接する中で深く学んでゆくと、ある一つのことに気づきます。
高音がうまく出ないのも、音が響かないのも、お腹からしっかり声が出ないのも
まず「緊張して力んでいるから」ということでした。
声帯が、共鳴腔がどうとか。
自分の体の中を実際に見ることはできなくて、頭で色々考えて変に体が力むのですね。
私達はいつも頭で納得したがる生き物です。
(そもそもストレスで体が凝り固まっている場合もあります。)
体のつくりや知識を得る、学びは楽しいですよね。
ただ歌う時は考えすぎずに、深くリラックスして余分な力が抜けたときに
自然に呼吸は深くなり、体の重心が下に降りて、鼻から上の頭蓋骨に響く声が出ます。
ヨガの基本と全く同じでした。
「リラックス」というとだらしなくたるんでいるイメージを持つかもしれませんが
その逆で余分な力や雑念が消えて集中力が生まれ、凛とした佇まいになります。
例えばプロの人は直前までバクバクに緊張していても
歌う時の、このリラックス=集中力がすごいのだと思います。
そのメゾットを私のレッスンではよくお伝えしています。
私達の日常で言えば、なんとなくご機嫌で鼻歌を歌った時…
実はすごくいい声が出てますよ。
あとは、音に体を預けて楽しみましょう♪
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