私達は悲しかったこと、悔しかったことなど
一見ネガティブな感情や、心の本音を自分の中でごまかしたり蓋をしたりすることがあります。
実はそれをずっと続けていると、次第に声が出づらくなったり、体調が悪くなることもあります。
しかし『声を出す』『息を吐く』ことでこれまで抑えられた感情の吐きだしが起こり、
私のレッスンで時々涙される方がいるのですが、それはとてもいいことです。
どんな感情も、大切な自分の一部なのですから泣きたいだけ泣いていいんです。
大人なんだから
親なんだから
いい歳して
そんな言葉が頭をよぎっても、気にせず
まるっと自分のことを認めてやれば本当の意味で心身がリラックスし声が出しやすくなります。
声に純粋な明るさや透明感を持っている人は、このプロセスが重要であることを体でわかっています。
そして先日レッスンで涙された方がいらっしゃり、私にこう言ってくれました。
『今まで自分の知らなかった声に出会えた』
本当に美しい声だったので、私もグッときました。
下記はレッスン後に頂いたメールです。
『元々、歌にコンプレックスがあり、無意識に高音や声量で誤魔化してきた感じですが、
今日は、本当に自然体で楽に声を出して歌うことができ、
今までにない感覚と声に感動していまい、恥ずかしながら涙が出てしまいました。
あのときの涙は私の魂から感動した涙でした。』
歌うことが本当に楽しい。
声を出すってこんなに楽で気持ちいいんだ。
本来の自分に気づき、そう感じて頂けることは、私にとってこの上ない喜びです。
快く掲載を承諾してくださったHさん。
ありがとうございます*
0コメント