歌う時だけ声が出ないのはなぜ?
『本当に上手な人って、喋り声のまま歌ってる気がするんです。』
昨日87歳(‼)の生徒さんが、レッスン中にふとこうおっしゃいました。
——素晴らしい感覚、まさにその通りです。
歌が上手くなりたいと、ボイストレーニングを受ける方は多いですが、実は「歌う」という行為はそんなに特別なことではありません。
話すときにも、私たちは無意識に音程を上下させて、リズムを生み、強弱をつけています。
すでに高い声も、低い声も、ちゃんと“出している”んです。
でも、「歌おう」とした瞬間に人は急に構えてしまう。
「出せない気がする」「難しい」と思ってしまう。
そうではなくて—— 歌は、喋りの延長にある。歌うことも、「言葉」や「気持ち」を伝えること。
だからまずは、大切な誰かに語りかけるように歌ってみること。
テクニックより素早く、あなたの“気持ち”が声を動かします。
100個の知識より、たったひとつの「心動く瞬間」で声は大きく変わります。
(もちろん知識やテクニックもレッスンで伝えますのでご安心を♪)
声が本来の自分らしさを思い出すと、新たな未来が開いてきます。
『声とこころを自由にするボイストレーニング』の、真骨頂です。
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